今月の「danchu」は、日本酒特集。
ビューンという、雑誌読み放題のアプリを使っているので、ダウンロードしてみました。
最終頁に面白い記事がありました。
「バーテンダーは謳う」というコラムです。
さいたま市にある「ル・コンセール」というバーでは、
お客さんに対して教育的指導が行われているというのです。
曰く、「店のルール、バーのルールが守れないお客は、例えお金を払ってくれても叱る。」
何でも、スーツ姿の4人のサラリーマンが、何度注意しても
店での振る舞い(大きな声で騒ぐ)、
酒の飲み方(カウンターに置いたウィスキーのボトルから直接グラスに注ぐ)
を改めなかったらしい。
結局「お金はいらないから、帰ってください。」と叱られて、退散したんだそうです。
でも、そのサラリーマンはラッキーだったと思う。
だって、バーでの呑み方を只で学べたんだから。
もし、接待で連れて行かれたバーでそれをやったら、
商談がまとまらないのはもちろん、下手すると出入り禁止になっただろうから。
最近の日本には、「お客だから、お金を払っているから何をしてもいい」みたいな
風潮があって、例えばファーストフード店のレジで、明らかに小学生のお客さんに
店員さんが敬語を使ってる。それって、おかしいと思う。
少なくとも、私が小学生の時に通った駄菓子屋さんは、
決して敬語なんて使わなかったし、特別扱いもしてくれなかった。
でも、それでいいと思う。
だって、駄菓子屋さんは人間関係や礼儀を学ぶ場だったから。
お恥ずかしながら、私なんてバーで何回叱られたか分かりません(笑)。
もしバー未体験の方がいらっしゃっって、バーでの作法を知りたかったら、
一回や二回は叱られる覚悟で、是非通ってみてください。
大人の教養になりますよ~