ホテルバーのギムレットと、街場のバーのギムレット

どもパーカツコですびっくり
ホテルバーの バーテンダーと、街場のバーのバーテンダーの
違いって、ご存知ですか?
他にもいろいろあると思いますが、
例えば、街場のバーのバーテンダーはカクテルを
作る時にお酒などの量を測るけれど、
ホテルバーのバーテンダーは測らないとか。

あと、ホテルは一括採用で、新人はどこに配属になるか
決まる前に、宴会対応をさせられることが多い。
将来経理に行く人も、フロントに行く人も、
もちろんバーに配属される人も、
まずは宴会対応を勉強するんだそうです。
いわゆる、OJTってやつですね。

私がよく行くバーのオーナーバーテンダーさんは、
街場のバーの出身で、その後ホテルに就職して、
街場に自分のお店を開いた人。
だから、街場のバーの修業も、
ホテルバーの修業も両方してる。

「ホテルの仕事は、無駄じゃなかった?」
と聞いたら、
「全然無駄じゃなかった。自分より年下の子に混じって、
何十本もビールの蓋開けたり、
結納の進行みたいな仕事したことも、
全部自分の肥やしになってる。

今の若い子、もちろん全部が全部じゃないけど、
何でこれやるんですか?とか、修業時代に聞く子、
いるでしょ?俺に言わせたら、しのごの言わずに
まず身体を動かせ!答えはそれこそ、
自分で店持つようになりゃ、自然と分かる、
って言ってやりたいね。」

「身体を動かす」とは、茶道でいうところの型を身につけること。
やってる時には意味が分からなくても、ある日ふっと
腑に落ちる瞬間が来るのだそうな…。

ふーん、なるほど。びっくり

ホテルバーには、ホテル毎のカクテルレシピが
あるそうで、面白いのでホテルバー時代のギムレットと
今の街場のバーのギムレットを作ってもらいました。



こちらがホテルバーのギムレット。
オールドスタイルというそうで、
まだフレッシュライムジュースが
簡単に手に入らなかった頃の、古き良き
ギムレットを再現しているそうです。

スノースタイルで、氷が入ります。
女性もオッケーな、甘いギムレット。
レイモンド・チャンドラーも、これなら
「ギムレットには、早すぎる。」と言わなさそう。
(有名な「長いお別れ」には、「本当のギムレットは、
ジンとローズ社製のライムジュースを半分ずつ。
他には何も入れない。」
というセリフがある。
このライムジュースが相当甘いらしい。)



こちらが街場のバーのギムレット。
ジンとライムがバッチリ前面に出てくる、
パンチの効いたお味。

どっちも美味しいけれど、私は街場がいいな。
ギムレットには早すぎる、というお味です。にんまり


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