カツコの酒

遂に、ホテルバーデビューを果たしました～

いや、温泉が売りのホテルで、浴衣のお客さんばっかりのバーには
入ったことあるんですけど。いわゆるシティホテルっていうんですかね？
婚礼やレストランメインのホテルって意味で。

場所はオークラアクトシティホテル浜松30階のスカイラウンジ、パガニーニです。
オークラには、他にドンジョバンニっていうバーもあるんですが、
今回は夜景の綺麗なこちらにしました。

カウンターに座って、何にしようか悩みましたが、
一杯目は無難なものをということで、ジントニック。
若いバーテンダーさんが、すぐに出してくれたのですが、
グラスの横に、余ったトニックウォーターの瓶を置いてくれたんです。

ん？なんじゃ、こりゃ？
いつも行くバーでは、こんなことしないぞ？
トニックウォーターだけで飲めって意味？
それとも、2杯目もジントニックを頼めって意味？
何せホテルバーデビュー。緊張しています。（笑）
まるで「初フランス料理でフィンガーボールの意味が分からず、
お水を飲み干してしまう人」状態。

ああ、どうしよう。思わず行きつけのバーのマスターに電話したくなりました。
（絶対にやめましょう。間違いなく営業妨害です。）
仕方なく2杯目もジントニックを頼んだ私。

だがしかーし！3杯も飲めない。（2杯もどうかと思うぞ！）
3杯目は素知らぬ顔でマティーニを頼みました。（写真参照）
一口飲んでビックリすっごいドライ
それもそのはず。ほとんどジンで、ベルモットは2tspなんですって。
ジン好きの私には、たまらないお味
あまりの美味しさに、トニックウォーターの存在を忘れ、3分の1残して帰りました。

その後、いつものル・ランティエさんで聞いたところ、
（あ、ちゃんと飲みに行きましたよ！当たり前だけど。）
その場合のトニックウォーターは、継ぎ足してもいいし、
それ単体で飲んでもいいし、とにかくあなたの権利ですよって意味なんですって。
他のお客さんには出しませんよって意味らしい。
（「ヨーロッパスタイル」というらしい。）
へ～～～～～～そうなんだ～～～～～


あと、マティーニのレシピは決まったものはなくて、
作るバーテンダーさんの好みで全然変わるから、
お店によって味が違うのは当たり前なんですって。
へ～～～～～～そうなんだ～～～～～

そう言えば、オークラのバーテンダーさんが言ってました。
「日本のマティーニの第一人者って、ご存知ですか？」
私が「知らない」と答えると、
「銀座のモーリバーの毛利さんとおっしゃるバーテンダーです。
一杯のマティーニを飲むために、日本中からお客さんが集まる有名なバーですよ。」
彼が作ったマティーニと同じように、ジンが多めのレシピなんですって。
しかも、100回ステアするらしい。100回って、一体何分かかるの？

オークラのマティーニも美味しかったけれど、
モーリバーのマティーニも気になる！
東京に出張したら、絶対に飲みたいカクテルが増えました。
一つはモーリバーのマティーニ。
もう一つはテンダーのキングスバレイです。
絶対行くぞ～